ツインズ・ラブ
第20章 揺れる想い(Side神田)
部屋の中は驚くほど汚かった。先日(司が倒れた日だ)訪れたときには、綺麗に整理整頓されていたのに。今は脱いだ服やら、仕事で使ったであろうプリントやら、その他諸々が散らかり放題だ。
「悪い、汚いよな」
余りにも俺が驚いた顔を為ていたからだろう。田中先生はバツが悪そうな顔をした。
「最近、具合が良くなくて、片付けていないんだ。こっちで話すか?」
そう言って、奥にある部屋に案内される。ドアを開くと、綺麗にベッドメイキングされたダブルベットがあった。明らかに最近使った形跡はない。
「向こうの部屋のベットは備え付けのもので、これは持ち込んだものなんだ。とはいっても、最近は、使っていないんだけどな」
なぜ、使ってないのかとは聞けなかった。
多分、葉月とここで・・。だから、思い出すベットは使いたくないってとこだろう。
ベッドサイドにはソファーがあり、テレビなどが置いてあった。
「そこに座ってくれ」
そう言われて、ソファーに腰を下ろす。
「悪い、汚いよな」
余りにも俺が驚いた顔を為ていたからだろう。田中先生はバツが悪そうな顔をした。
「最近、具合が良くなくて、片付けていないんだ。こっちで話すか?」
そう言って、奥にある部屋に案内される。ドアを開くと、綺麗にベッドメイキングされたダブルベットがあった。明らかに最近使った形跡はない。
「向こうの部屋のベットは備え付けのもので、これは持ち込んだものなんだ。とはいっても、最近は、使っていないんだけどな」
なぜ、使ってないのかとは聞けなかった。
多分、葉月とここで・・。だから、思い出すベットは使いたくないってとこだろう。
ベッドサイドにはソファーがあり、テレビなどが置いてあった。
「そこに座ってくれ」
そう言われて、ソファーに腰を下ろす。