ツインズ・ラブ
第20章 揺れる想い(Side神田)
落ち着け。落ち着くんだ。
呪文のように自分に言い聞かせる。ゆっくりと静まったそれを『いい子だ』と自画自賛しながら、まずはスエットと下着を運んだ。
ドアを開ける前にノックをして、身体を拭き終わったか、確認する。
「拭き終わりましたか?」
「ああ、すっきりしたよ。ありがとう」
「開けますよ」
そう言って扉をあけると、田中先生は上半身裸の状態だった。
なんで、服をきてないんだ。
あ、俺がたたんだからか。
「着替えです」
洗い立ての服を渡す。
「下着も洗ってくれたのか?」
恥ずかしそうに顔を赤らめる田中先生を見て、つい、可愛いと思ってしまう。
「俺はただ洗濯機にいれただけですよ」
色物と白物の服を分けて、洗濯機に入れて回しただけだ。最近式のドラム式洗濯機だから、乾燥機もついているし、ほんと、楽だった。
「ごめんな、こんなことまでしてもらって」
「それより、着替えてください。そのままでは、風邪ひきますよ」
「わかった」
「おかゆ、少し暖めてから運んできますね」
呪文のように自分に言い聞かせる。ゆっくりと静まったそれを『いい子だ』と自画自賛しながら、まずはスエットと下着を運んだ。
ドアを開ける前にノックをして、身体を拭き終わったか、確認する。
「拭き終わりましたか?」
「ああ、すっきりしたよ。ありがとう」
「開けますよ」
そう言って扉をあけると、田中先生は上半身裸の状態だった。
なんで、服をきてないんだ。
あ、俺がたたんだからか。
「着替えです」
洗い立ての服を渡す。
「下着も洗ってくれたのか?」
恥ずかしそうに顔を赤らめる田中先生を見て、つい、可愛いと思ってしまう。
「俺はただ洗濯機にいれただけですよ」
色物と白物の服を分けて、洗濯機に入れて回しただけだ。最近式のドラム式洗濯機だから、乾燥機もついているし、ほんと、楽だった。
「ごめんな、こんなことまでしてもらって」
「それより、着替えてください。そのままでは、風邪ひきますよ」
「わかった」
「おかゆ、少し暖めてから運んできますね」