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ツインズ・ラブ

第21章  甘い夜(Side 葉月)

 その一言で緊張してしまった司を可愛いと思ってしまう。
「大丈夫、気持ちいいことしかしないから」
 安心させるために微笑みながら言うと司が両手をのばしてきた。俺がそれに気付いて顔を近づけると、後頭部に司の両手が触れた。
「うん、信じてるから」
 満面の笑顔で言われる。
 もう・・・。
 可愛すぎる。
 理性が飛びそうだ。でも、その前に準備だけはしないと。
「そのまま、つかまってて」
 俺は司の腰に手を回して、そのまま、お姫様のように抱きかかえて、ストンと自分のベッドに下ろした。
「布団がぬれると大変だから」
 そう言うと、司のベッドに被さっていた布団を自分の布団の上にかぶせる。
「これで準備万端。おいで、司」
 今度は、司へ向けて両手を広げる。すると、その広げた胸元めがけて、司がもたれ掛かってくる。
「愛してるよ、司」
 その言葉とともに司をベッドに押し倒した。

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