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ツインズ・ラブ

第22章  波乱の文化祭(Side司)

「わかった」
 その言葉を聞いて、葉月はにっこりと微笑んだ。
「司、ここのカギ持ってる?」
「持ってるけど・・・」
 カギを探そうとする僕を制止して、
「なら、いいんだ。外からカギをかけていくから、ここを出るときには、そのカギで締めて」
 そこまでしなくても・・・。
「用心のためだよ、いいね」
 頷くと安心したようで、
「仮眠室使って、きちんと寝るんだよ」
 そう言い残して、葉月は生徒会室を出て行った。

 本当に、心配性なんだから。
 でも、心配してくれるのは嬉しいけど・・・。
 ちょっともやもやする。

 なんだか、納得が出来なくて、変な気持ちのまま、僕は仮眠室で眠った。

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