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ツインズ・ラブ

第24章 再会(Side 智則)

 トントン
 ドアをたたく、軽快なノックの音がした。
 カチャ
 重厚感のあるドアが開く。
 その後、校長室に入ってきたのは、僕が待ち望んでいた人だった。

 葉月・・・。
 少し、痩せた?
 顔色が悪い・・・。

 その後ろから50代くらいの男性が入室する。葉月がその男性が入室するまで、重厚感のあるドアを支えた。
 葉月がエスコートする様子から察するに、学校長だろうか。

「お待たせして申し訳ない」
 葉月はドアの付近に立ったまま、一言も話さない。代わりに、学校長らしき男性が笑顔で話しかけてくる。
 ソファーから立ち上がり、挨拶をする。
「いいえ、私が早く来すぎただけですから。初めまして、椎葉智則といいます」
 その男性は、名刺をサッと差し出すと、
「この学園の理事長を務める、神田龍也といいます」
 と名乗った。

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