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ツインズ・ラブ

第27章 仲直りH (Side葉月)

「司、お茶飲まないか?」
 お風呂からあがり、髪をドライヤーで乾かしている司に声をかける。
「ありがとう」
「いつものでいいか?」
「うん」
 お風呂上がりの司は、アイスコーヒーを好んで飲む。
 インスタントではなく、コーヒーメーカーでいれたコーヒーに氷やミルクなどをいれた甘めのものが好みだ。

 数分後。
 黙々と髪を乾かす作業していた司は、差し出したアイスコーヒーのカップを受け取り、一口飲むと、
「おいしい」
 にこっと微笑んだ。
「いつもより甘めだね」
「疲れた身体には、ちょうどいいだろ?」
 司に渡したアイスコーヒーには、シロップを入れていつもより甘めの味にした。それに対して、自分の分は普通のブラックコーヒーだ。
「ありがとう。ちょうどいい」
 司がおいしそうに飲んでくれると、つられて俺も笑顔になる。

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