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ツインズ・ラブ

第30章 番外編① 司 & 葉月

「その代わり、勉強して、お風呂も入ったあとなら・・」
 自分で言っていて、恥ずかしさの余り声が小さくなっていく。
「いいよ」
「司。その顔、反則」
 葉月は大きくため息をつく。
「わかった。それでいいよ」
 やっと了承してくれた。
「でも・・・、その後はゆっくり司を食べさせてもらうからね」
 葉月が微笑む。
 その笑みが怖すぎて・・・。早まったかなと後悔する。

「さぁ、食べよう」
 そう言うと、葉月は勢いよくパスタを食べ始めた。

 その後・・・。
 しばらく、僕たちは食べることだけに集中していた。無言で食べ進めること20分あまり。
 あっという間に葉月の料理は胃の中におさまった。

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