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ツインズ・ラブ

第30章 番外編① 司 & 葉月

「期待なんかしてない!」
「顔を真っ赤にして可愛い」
「はづき!」
 冗談めいて言っていた葉月が級に真顔になり、真剣な表情で、
「俺は、勉強もしたし、お風呂も準備した。ここは司が譲歩するべきじゃないか?」
 と言った。
 真面目な口調で言われて、真剣に受け止めてしまう。
 そう・・・かも?
「ということでいこう」
 腰に手を当てられて、バスルームに連れて行かれそうになる。
「でも、着替え持ってない」
「あるよ」
 葉月は手に持った着替えを見せる。確かに、僕の部屋着だ。
 あれ?
 葉月のがない?
「でも、葉月のがないよ」
「どうせ、すぐ脱ぐから。タオルだけで充分」
 そう言われて、真っ赤になる。
 葉月のH!
 大胆な言葉に顔を真っ赤にして、抵抗できないでいる隙に、僕はどんどんバスルームの方角へ連れて行かれた。

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