ツインズ・ラブ
第1章 プロローグ(Side 司)
顔を真っ赤にして動きが止まっている僕に葉月は、
「早く食べないと、昼休みおわるよ。司」
司と呼ばれた僕は、一瞬で我に返る。
「司じゃなくって、お兄ちゃんだろ、お兄ちゃん」
いつ頃からだろう。
確か、小学校2年生までお兄ちゃんと呼んでくれていたのに。ある日を境に、葉月は僕のことを名前で呼ぶようになった。
身長もどんどん追い越され、今は160㎝そこそこの僕に比べ、葉月は立派な180㎝だ。
しかも葉月は空手をやっているからなのか、腹筋もあり、肩幅もがっしりしている。タッパもあるので、一見して高校2年生には見えない。反面、僕は身長も中学生でとまり、鍛えても筋肉がつかない幼児体型。
「早く食べないと、昼休みおわるよ。司」
司と呼ばれた僕は、一瞬で我に返る。
「司じゃなくって、お兄ちゃんだろ、お兄ちゃん」
いつ頃からだろう。
確か、小学校2年生までお兄ちゃんと呼んでくれていたのに。ある日を境に、葉月は僕のことを名前で呼ぶようになった。
身長もどんどん追い越され、今は160㎝そこそこの僕に比べ、葉月は立派な180㎝だ。
しかも葉月は空手をやっているからなのか、腹筋もあり、肩幅もがっしりしている。タッパもあるので、一見して高校2年生には見えない。反面、僕は身長も中学生でとまり、鍛えても筋肉がつかない幼児体型。