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ツインズ・ラブ

第31章 番外編② 司&葉月

「はづき」
 僕は葉月を正面から見据えた。
 いくつになっても。
 図体が大きくなっても。
 葉月は、葉月だ。
「僕も」
 恥ずかしくて、その言葉の途中で止まる。自分の手を葉月の後頭部に持っていき、葉月の頭を僕の近くに寄せる。
 そして、耳元へ口を近づけると・・・。
「葉月のことがすきだよ」
 目を大きく見開き、嬉しそうな表情をする葉月。その姿を見て、僕も嬉しくなる。
「僕は葉月しか知らないから、よくわからないけど」
 恥ずかしすぎる・・・・。
 顔が真っ赤に染まっていくのがわかる。身体が恥ずかしくて、熱くなる。
「いつも、気持ちよすぎて、気が遠くなるから・・・・」
 昨日も気絶した。
 この前もいつのまにか、寝ていたし。
「もう充分だけど・・・」
 それでも、葉月が満足してないなら。
 我慢しているなら。辛いなら。
 お兄ちゃんである、僕がもっと頑張らないといけないんだよね。きっと。

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