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「体育委員会として対策を考える話もでているんだぞ」
　そう言い放つと、ため息をつき、神田が呟いた。
「ごちゃごちゃ回りくどいな」
　回りくどい？
「何が問題なんだ。一言で言えよ」
　いらっとした表情で言われる。
「わざわざそんなことを言うために呼び出したわけじゃないだろう」
　確かにそうだが。
　本心を言うのは、ちょっと考えてしまうところもある。
「俺も暇じゃないんだ。自分じゃ司を説得できないから、俺を呼び出したんだろ？」
　そうなんだが。
「葉月が嫉妬深いのも。司の事になると、細かすぎるのも。全部わかっているから、さっさと言えよ」
　そう言われて・・・・。
　ためらいながら、俺は本心を話し始めた。
「あいつら・・・・」