ツインズ・ラブ
第31章 番外編② 司&葉月
「何のために運動を始めたのか、司に聞いたのか?」
神田の問いに、意味が分からず、返答に戸惑う。
「いや」
ちょっと、聞きづらくて。
聞けていない。
「それを聞いてみたら、対策も思い浮かぶかもね」
「なんだ、それ」
「自分で考えろって話」
「冷たくないか」
「いや・・。ノロケ話を聞かされる身としては、当然の返答だと思うけど」
「真剣に悩んでいるんだぞ」
「・・・・・」
神田は無言で俺の言葉を否定しているようだった。
「分かっていると思うけど、俺、葉月のこと嫌いなんだ」
とニコッと笑って、神田は続ける。
「でも、司には笑っていて欲しいと思っているよ。最近、司の顔がまた曇り始めたの、お前のせいだろ?」
そう言われて、司がため息をつくことが増えたかもしれないと思う。
神田の問いに、意味が分からず、返答に戸惑う。
「いや」
ちょっと、聞きづらくて。
聞けていない。
「それを聞いてみたら、対策も思い浮かぶかもね」
「なんだ、それ」
「自分で考えろって話」
「冷たくないか」
「いや・・。ノロケ話を聞かされる身としては、当然の返答だと思うけど」
「真剣に悩んでいるんだぞ」
「・・・・・」
神田は無言で俺の言葉を否定しているようだった。
「分かっていると思うけど、俺、葉月のこと嫌いなんだ」
とニコッと笑って、神田は続ける。
「でも、司には笑っていて欲しいと思っているよ。最近、司の顔がまた曇り始めたの、お前のせいだろ?」
そう言われて、司がため息をつくことが増えたかもしれないと思う。