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ツインズ・ラブ

第8章  LOVE??(Side司)

「ほんと、にぶいよな。司は」
 にぶいって失礼な!
 僕が鈍いのは運動神経だけだ!
 頭は悪くないぞ。
「でも、そんなところも好きなんだけどな」
 好き?
 そういった神田君の頬は、照れくささのためか少し紅潮していた。
「告白してんだけど」
「????」
 神田君が俺をすき?
「僕も神田のことはすきだよ?」
 無口だけど、親切だし。
 いつも陰ながら助けてくれる、いい奴だ。
「その好きじゃないよ。俺が好きなのは、こういうこと」
 正面から抱きしめられる。
 えっ?
 神田君の綺麗な顔がスローモーションのように近づいてくる。唇に重なろうとしたのがわかって、瞬間、右に顔を背けた。
 くすっ。
 それに気付いた神田君は微笑むと、そのまま頬にキスをする。

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