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ツインズ・ラブ

第8章  LOVE??(Side司)

「司。俺はね、司が思っているような弟にはなれないんだ」
 僕が思っているような、弟になれない?
「司が俺とは別に家庭を持って、幸せに暮らしているのを見守るなんてことは、できない」
 なんで、そんなこというんだ。
 葉月。
「もう0か100の選択肢しかないんだ。司の全部が欲しい。それが無理なら、司の側から消えるしかないと思っている」
 僕の側からいなくなる?なんで、そんな発想になるんだ?
 目が潤んでくるのが分かる。
 涙が頬を伝う。
「泣かせて、ごめん。でも、もうそろそろ限界なんだよ」
 葉月が僕の頬に伝う涙を手で拭ってくれる。

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