ツインズ・ラブ
第8章 LOVE??(Side司)
「世話焼きの弟を演じるのは、限界なんだ」
葉月の手が僕の顎をとらえる。
葉月のあまりもの悲しそうな表情に目を奪われる。
どうして、そんな悲しい顔をするんだ、葉月。
その一瞬の隙をついて、葉月は僕の唇に自分の唇を押し当てた。よける余裕もなかった。
ファーストキスなのに。
呆然とただ立ちすくむ。
「神田に自分の気持ちはLOVEだって言われただろ」
何で知ってる・・・・?
「電話があったんだ。司に告白したって。司を葉月から奪うって宣言された」
葉月が笑う。ファーストキスを弟に奪われた僕のほうがずっと傷ついているはずなのに。葉月は、その何倍も傷ついた顔をしていた。
悲しくて、苦しくて仕方ない。
そんな表情だった。
葉月の手が僕の顎をとらえる。
葉月のあまりもの悲しそうな表情に目を奪われる。
どうして、そんな悲しい顔をするんだ、葉月。
その一瞬の隙をついて、葉月は僕の唇に自分の唇を押し当てた。よける余裕もなかった。
ファーストキスなのに。
呆然とただ立ちすくむ。
「神田に自分の気持ちはLOVEだって言われただろ」
何で知ってる・・・・?
「電話があったんだ。司に告白したって。司を葉月から奪うって宣言された」
葉月が笑う。ファーストキスを弟に奪われた僕のほうがずっと傷ついているはずなのに。葉月は、その何倍も傷ついた顔をしていた。
悲しくて、苦しくて仕方ない。
そんな表情だった。