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ツインズ・ラブ

第8章  LOVE??(Side司)

「じょ・う・・」
 冗談だろと言おうとした僕の言葉を遮り、葉月は真剣な表情で話を続けた。
「冗談なんかじゃないよ、司。俺は司のことを愛している。兄としてではなく、恋人になりたいと思っている」
 僕は軽くパニックになっていた。
 葉月はどうしたんだろう。
 頭でもうったんだろうか。
 兄である僕と恋人になりたいだなんて。正気とは思えない。
「念のために言っておくけど、俺は正気だよ。お酒を飲んでいるわけでもないし、薬をやっているわけでもない。本当に心の底から、そう思っているんだ」
 でも、男同士だよ。それ以前に僕ら兄弟じゃないか。
 恋人になれるはずがない。

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