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ツインズ・ラブ

第8章  LOVE??(Side司)

「男同士で、兄弟。結婚できないよな。こどももできない」
 そうだよ、葉月。よくわかっているじゃないか。
「そんなことは、わかっている。でも、司が俺以外と結ばれるなんて耐えられない」
 葉月は正面から僕を見つめる。
「お前さえいれば、他には何もいらない」
 ドキッツ
 心臓がどきどきしている。
 葉月の偽りない思いが視線で、声で伝わってくる。
「愛している」
 葉月の顔がもう一度、近づいてきた。
 今度は触れるだけのキスじゃなく、葉月の舌が僕の唇をなでる。そして、葉月の舌が僕の口の中に入ると、縦横無尽に動き回る。
 はぁっ、はぁ・・、はぁ・・
 口を離されたときには、完全に息があがっていた。

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