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ツインズ・ラブ

第8章  LOVE??(Side司)

 そんなこと・・ないと言う前に昔の事が思い出される。
 幼い頃から、何かにつけて僕の後をついてきた葉月。
 母はそんな僕らをほほえましく思っていたのか、いつも笑顔で僕らを見ていた。
「葉月は本当にお兄ちゃんが好きなのね」 
「ブラコンだもんな、葉月は」
 父に揶揄される度に葉月は否定していたはずだ。
「ブラコンじゃないもん!司のことがすきなだけだもん!」
 小学生になり、葉月に背を追い越されてからは、またちょっと変わってしまったけど。
 家族愛としか思っていなかったのは事実だ。
「俺の好きは欲情するの好きだから。ただの兄好きとは違う」
 いたずらっ子のように微笑んで、葉月は自分の下半身を僕の足に押しつけた。
 葉月の・・・反応してる?
 膨らむ股間を感じて、僕の顔は真っ赤になった。
 

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