ツインズ・ラブ
第9章 作戦と恋敵(Side葉月)
「お互いに自分の欲望を処理する手段として、割り切った関係を続けているだけだ。お前が心配するようなことは何もない」
「でも、これを知ったら司がショックを受ける」
「大丈夫。司は変に鈍いから、バレることはない。というよりもセンセとそういう関係になるという思考に行き着くことがない」
だから、田中を選んだんだ。
部屋に行っていることが万が一バレても、なんとでも理由をつけてごまかせる。
あいつは、同姓のしかも先生とセックスするという考えがない。窓から忍び込んでいることを知っても、生徒会のことで相談したいことがあったと言えば、無条件でそれを信じる。
表のドアから出入りしないことを不思議にも思わないはずだ。
「それに、お前は司にそれを言うことはない。そうだろ」
神田は、そんなことをいって、司を惑わすことはしない。
「でも、これを知ったら司がショックを受ける」
「大丈夫。司は変に鈍いから、バレることはない。というよりもセンセとそういう関係になるという思考に行き着くことがない」
だから、田中を選んだんだ。
部屋に行っていることが万が一バレても、なんとでも理由をつけてごまかせる。
あいつは、同姓のしかも先生とセックスするという考えがない。窓から忍び込んでいることを知っても、生徒会のことで相談したいことがあったと言えば、無条件でそれを信じる。
表のドアから出入りしないことを不思議にも思わないはずだ。
「それに、お前は司にそれを言うことはない。そうだろ」
神田は、そんなことをいって、司を惑わすことはしない。