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あなたの執事

第28章 現実

黙り込んでいるエドをみた父は、エドを別室に連れて行った


扉が閉まるまで、あたしは目をつぶり姉に抱きしめられていた



足音がだんだん小さくなっていく



静まりかえるゆいの部屋



ーーー…




麗華「…ゆい、もう大丈夫よ。あたしが無理矢理付き合わせちゃったりしたからこんなことに…ごめんね」



麗華の顔をみると、悲しい顔をしてこちらをみている


あたしは黙ったまま、また俯く


お姉様のせいなんかじゃないけど…


黙っているゆいをみてシンがそっとゆいの手に触れる


シン「…麗華様、ゆい様はかなりお疲れですのでお休み頂きます。あとは、私にお任せください」


シンの暖かい手…

あたしはシンの手を握り返していた

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