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シン「…龍さんのことですか？」

シンはゆいを見つめながらゆっくり離れる


ゆい「ぁ…えっと…」


龍「そうだよ」


ガバッとゆいの手を引き、龍は自分の腕の中に包んだ



ゆい「ちょっ！ちょっと龍！」


シン「…龍さん、ゆい様を離してください。それになんでゆい様が龍さんのことを考えてるか教えてもらえますか？」


龍「今夜一緒に寝る約束をした。それでそのことばかり考えてぼーっとしてるんだろう？」


龍はゆいの頭をぽんぽんと撫でた


シン「な…！なんでゆい様と龍さんが一緒に寝ることになるんですか！！」


ゆい「…あたし寝る約束をした覚えはないわ！」


そうよ、だって話の途中でお姉様が入ってきて話は中途半端に止まってるんだもの


ゆい「…龍なんで、勝手なことばかり言うの？

前はそんなんじゃなかったじゃない！」


龍「ゆい…」



ゆいは、バッと龍の手を振りほどきキッチンから出て行く


シン「ゆい様！」

龍「ゆい！！」



龍も慌てて追いかけようとするが、シンにガシっと止められる


シン「私が追いかけます」


するどい睨みをきかせてシンはゆいを追いかけた





龍「…くそ！！

ゆい…………」