テキストサイズ

あなたの執事

第34章 海の夜

龍「ゆい、すぐ戻るから」


ゆい「…うん」



龍は麗華を連れてキッチンを後にした


はぁ……

龍ってば直球だから戸惑っちゃうよ…



ぼーっとしながらお湯を沸かして野菜を煮込んでいると、後ろからぎゅっと抱きしめられる



ゆい「……え?!」


シン「なに、ぼーっとしてるんですか?」


ゆい「シ…シンっ、どうしてここに?」



シンの腕、シンの温もりがすごい心地イイ

腕に手を添えて後ろを振り返ると、シンの顔がすぐ傍にあり優しくキスされる


ゆい「んんっ…」


シン「…なんどかお呼びしたんですけど、気づかれなかったのでここまで来ました。

何を考えてたんですか?」


ゆい「…ぇ…えっと…それは…」


もごもごしていると



龍「…俺のことだろ」


ゆいとシンはバッと龍のほうを見る

龍は扉にもたれかかってこちらを見ていた



ストーリーメニュー

TOPTOPへ