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カチャン…

広い部屋で夕食を食べる


両親は海外で仕事をしていて、家に帰ってくることは年に1回か2回…

姉がいるけど姉はもっと帰ってこない。

どこでなにしてるのか…



いつも一人でご飯を食べていたが、1年ほど前から龍と同じテーブルで食事をとることにしている。


執事と同じテーブルで食事など許されないことだけど、一人はさみしいので無理言って慕っている龍とご飯を食べてもらっているのだ…



「…ふぅ」

さっきの入浴のときのことを思い出し思わずため息が出てしまった。


なんであんなことしちゃったんだろ…

あのあとシンは、無言で体を拭いてくれ服を着せて夕食の準備にいってしまった。



「ゆい様？どうしました？」


ため息をついたあたしを見て、心配そうな顔をして龍が声をかけてくれる


「あ、ううん。なんでもないっ！」


慌てて笑顔を繕う


「失礼します。」

すっと横からシンがお皿を下げてくれた


シンの身体が近くて思わずピクッと体が揺れる。


トクン…トクン…


なんだろう…この感じ…