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あなたの執事

第10章 気持ち

「あたしこの猫ちゃんと会うの2回目なの」

「あれ、そうなんですか?普段は部屋に閉じ込めているんですが…」


「確か前、昼過ぎくらいに中庭のバラ園で会ったの。あ、シンが初めて屋敷にきた日よ」


シンは考え込んで、ハッとした顔をした後、頬を赤らめた


何故シンが赤くなるのか不思議に思い問い詰める


「なんで顔赤くなるの?ねぇねぇ!」

ジリジリとココを抱きながら近寄った



「あ、いや、その…」

「言いなさい、命令よ」


…こんな時だけ、命令とか言っちゃうのって卑怯かな?なんて思いながらシンを見つめる


シンはゴクリと唾を飲み込み、あたしから目をそらせながら白状した

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