テキストサイズ

あなたの執事

第57章 友達

「な、なんてこと…!!」


美幸はわなわなと震えながら唇を噛み締めている


美幸の後ろの方に見える執事らしき姿

か細く気の弱そうな男性だ



ゆい「ねぇ、シン…あの人が執事なのかな…?」

シンにこそっと言うと、シンもその男性を見つけた


シン「…そのようですね。」


あたしはふと、周りを見るとざわざわと人集りが出来ていてびっくりする


え…?!
気づかなかったけど、あたしたちすごい見られてる…!


シン「シ、シン…!すごい人が集まってる…

もう行こう…!」


シン「はい、ゆい様」


あたし達は、美幸の方を向き直した


ゆい「そろそろ…失礼します。」


軽く会釈をし、あたし達は人集りを分けて会場から出た。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ