あなたの執事
第59章 訪問客
あたしは応接室へ急いだ
コンコン…
中から可愛い声が聞こえる
ゆい「失礼します…」
扉を開けるとソファに腰掛けているりのあと櫻木さんの姿
りのあ「あ!!ゆいだー!!」
りのあは満面の笑顔であたしを見ている
ゆい「…りのあ!
来てくれたのねー!!
どうしてあたしの家がわかったの?!」
りのあ「え!だって水流園家を知らない人なんていないよぉー!!
初めてあった時、名前聞いて結構びっくりしたんだからぁ」
そ、そうだったんだ…!
やっぱりお父様ってすごい人なのね…!笑
ゆい「りのあ、わざわざ来てくれて本当に嬉しいよー!
あの時は少し騒ぎになっちゃって、早く帰ってしまったの」
りのあ「そうみたいだね…!
櫻木が見てたから後から話を聞いたの。
あの五十嵐美幸って女、そこまで地位もないのに
周りの女の子集めていつもこそこそ何かしてるって噂だよぉ。
今回はゆいの執事の神城さんに目をつけられたみたいで災難だったね…」
ゆい「五十嵐美幸って言うんだ…。
あたし苦手なタイプ…」