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あなたの執事

第61章 櫻木



ゆい「は、離して……」



りのあ「ゆいに触るな!!」



りのあは、あたしを掴んでる男の手にしがみつき引き剥がそうとした


りのあ「離せ離せ離せぇーー!!!!」



男「うるせぇ!!!」



バンッ!!


りのあ「っきゃぁ!!!」





男は、あたしの目の前でりのあを弾き飛ばすと

掴んでいた腕に力を込めて引っ張り起こした





怖い…っ!!


ゆい「…やだ!!離して!!!」


男の力が強くてビクともしない



男「くっくっくっ…そんなか弱い力で俺の力にかなうと思ってんの?


それに、お前はあの女に比べて大人しーし…


なんか金持ちの匂いがぷんぷんするわ〜




…俺たちと違うところでゆっくり遊びっましょ〜♪♪」



ニヤニヤとした顔がどんどん近寄ってくる


気持ち悪い…

怖い…


誰か…助けて…!





周りを見てもいつの間にか暗い小道に引き摺りこまれたあたし達に気付く人はおらず

あたしはこれからどうなるのかわからない恐怖で
怖くて声が出なかった










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