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この恋は、特別(ふつう)

第3章 発展途上…?

田「あと、悪いようで良いニュースなんですけど。」

「ん?何?」

田「川崎さん、退社しましたよ。」

「…え、、、」

川崎って言うのは、昔私の編集担当で、元彼。

でも、他にも小説家の女がいてそいつに私の作品を売った。

だから、初めてベストセラーをとった私の物語の著者は知らない女だった。

それ以来、私は女の子だけを担当にしてる。

「ざまぁ、見ろ、だね。」

田「あれから5年ですか。」

「いまだに、あんなやつを好きになったって思うだけで、悔しくなるよ…」

あんなやつを…

あんなのを、愛してたなんて…

田「大変ですね。いろいろと。」

「大変なのよ?色々と。」

田「でも、先生は才能あるから大丈夫ですよ。」

「おっ!今日は優しいね♪」

田「じゃあ、気分上がったついでに、増刊号のために、来月の末までに20ページくださいっ!!」

そう言って逃げるように帰った。

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