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この恋は、特別(ふつう)

第3章 発展途上…?

翔「あ、これ。」

そう言って、翔はCDを出した。

翔「ドラマのCD。発売よりちょっと早いけど、あげる。」

「おっ!この曲好きなんだよね♪」

翔「嬉し///藤花なんかこういう曲のイメージないから。」

「二宮さんの声とか結構良い♪」

翔「…。」

「大野さんも良いなぁ…。」

翔「…。」

「あ、でも…」

翔「もう良い。帰る。」

「えっ、ちょっ、待ってよ。」

もしかして、怒っちゃった!?

「ねぇ、ごめんって…話最後まで聞いて?」

翔「どうせ俺なんて、。」

あー、ヘタレになってる。…

「ねえ、待って!!」

玄関のドアを開けるギリギリで翔の手を引っ張って中に入れた。

翔「何?」

いつもより低い声で、嫌そうに言う。

「話聞いてよ。あのさ、二宮さんも大野さんも相葉さんも松本さんも声すっごく綺麗だし好きだけど。

翔のラップにはかなわないんじゃない?」

翔「!?」

「翔のラップは完璧に覚えたしね!」

その“しね!”を言う前に、翔に唇を塞がれた。

「んっ!?」

しゃべろうとして開けた唇の隙間から、舌が入ってくる。

「んっ、ふぁっ…、つっ…」

すぐに終わったけど、さっきより苦しかった。

翔「大好き、藤花。」

「さっき帰ろうとしたくせに…」

翔「お前が悪いんじゃん。」

「そうだけど…。」

翔「ごめんね、困らせて。でも、これからは、俺以外見れないようにしてあげる。」

「楽しみにしてますっ///」

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