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この恋は、特別(ふつう)

第9章 最悪の再会

大「それ、気づいてる?」

私の首元を指差す。

ん?

そこに目線を落とすと、

赤い痕。

「あっ、…、ふふっ、いいでしょ?」

開き直って、みせびらかす。

大「バカか(笑)。ちょっと位、恥ずかしがれよ」

「それより、原稿。OK?大丈夫?」

大「あぁ。OK。新しい連載も、いい感じじゃん。」

「おかげさまで。じゃ、終了~♪」

大きく伸びて、息を吸う。

「大季は?彼女居ないの?」

大「お前と別れてから、ちゃんとは、付き合ってない。」

「へぇー。もっと遊んでるかと思った。」

大「もう、女運も尽きたかな。」

「まだ、若いじゃん!私もだけど。」

そう、私達、まだ若かったね。

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