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ねぇ、麻弘…

第2章 胸さわぎ

麻弘は、しれっとした態度で、さっさとゲーム機を片付けている。

「…ゲーム、不要になるから売っていいよ。んじゃ、一眠りしよ」

麻弘は、自室に向かっていった。

私はこの時、麻弘がいつの間にかこんなに大きくなったんだろうと思った。

小さな頃は、大した背は変わらなかったはずなのに。

いつから、私を見下ろすくらい成長したの?

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