テキストサイズ

ねぇ、麻弘…

第7章 別れのその後

誰が父親と母親に連絡したかはわからないけど、病院についた私の両親に、彼らは涙しながら謝ったという。

助からなかったら許さないと、母親は彼らを怒ったそうだ。


父親は助かるだろうと信じ、彼らには寧ろ感謝していた。

沈黙が続いた病院のロビー。


どうか麻弘が目を覚ますようにーー。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ