5つの恋のカタチ
第2章 壊れるまで、キミと向きあおう。
ま「できました…」
分かんないけど…。
荒「ん、見せて?」
優しい声で先生はあたしの元からノートを要求する。
髪はさすがに離した。
荒「……うん、うん」
しばらくして先生は赤ペンを取り出した。
ま「…、」
ドキドキしながらその時を待つ。
荒「まるっ!」
シャっと軽い音がしてあたしの解いた問題に丸がつけられた。
ま「……うそ、出来た……」
この勉強嫌いのあたしが…。
荒「こういう刺激は脳にいいんだよ」
ふぇっ!
『こういう』って、つまりさっきのあれですか?///
荒「んじゃ、約束通り、ご褒美ね」
先生はまた、あの笑顔をした。
ま「……え、///」
荒「……少し、口開けて…」
えぇぇぇ!!///
それって、それって……!
荒「早く。目も瞑る」
うそ…///
あたしは混乱しながらも先生の言う通りにする。