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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第10章 自暴自棄

「どうして?!何でよっっ!!」


「俺は、愛がないSEXはしない」



イライラしてただ声を荒げる私に、光は至って冷静に言葉を返す。


それが余計、神経を逆撫でさせて更にイライラして、



…後から思えばこの時、何もかも冷静じゃなかった。




「……もういい。」



肩を掴む光の手を振り払ってエレベーターの↓ボタンを押す。




「……心愛?」


「もう、光には頼まない。」


「は?何言ってんの?」


「別に光じゃなくても誰でもいいんだから。」



そうよ…。


別に誰だっていいんだから。





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