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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第11章 想い出

ワンちゃんの診察が終わるまでの間。

彼の携帯はしょちゅう鳴ってて。



その都度



「今ちょっと別件だから。また直ぐ折り返す。」



そう言っては電話を切る彼を見てて、相当忙しい人なんだろうなー。


って、あんな車に乗れるくらいだから当たり前か!


なんて自分1人でツッコみ。




でも、そんな多忙の中、


弱ってるワンちゃんのために雪の中、涙を流して心を痛めてた彼に


ますます、本当に大切なワンちゃんだったんだなー


てしみじみ思ってた時





「終わりましたよ」





彼の愛犬が先生に抱っこされて診察室から出て来た。



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