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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第11章 想い出

思わず、先生の言葉に目がパチクリ状態。



「どうするって…彼の愛犬じゃないんですか?」



どうもこうも、彼が連れて帰るんじゃ…?



何言ってんの?的な感じで先生に問うと、彼が代わりに応ええくれた。



「この子、俺の犬じゃないんだよねぇ…」




「―――――は?」



「この子、あのコンビニの近くで道路に倒れてたんだよ。

死んでんのかと思ったらまだ息はあったけど鳴き声も段々小さくなってって…。


寒さと飢えかな…とか思うと可哀想になってきちゃって…」



「え……」


「そうしたら君が来てくれて!

今に至るってわけ」



ねーっ♪てワンちゃんに微笑みながら説明してくれた彼に唖然。







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