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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第11章 想い出

それから。


病院で彼が色々手続きしてる間に、私は親に電話。


ワンちゃん連れて帰る事を伝えると、すっかり愛犬が他界して元気がなかった母が見違えるような元気な声色で。



「分かった!温かくしておくね!」



娘のために部屋を暖かくなんてそこまでしてくれないけど、新しい家族のためには暖かくしておくらしい。



でも、反対されるより全然良い反応でホッと一安心。




「家、大丈夫だったの?」


心配そうな顔して聞いてきた彼に向けて大きくピースサイン。





「大丈夫です!」




すると、彼は心底ホッとしたような安堵の表情を浮かべてた。



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