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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第11章 想い出

帰り道。



「寒いし、俺が付き合わせたし、ワンちゃんもいるし。ね?」



って言いながら、ほぼ強制的に乗って来た高級車の助手席に。



「お言葉に甘えて……」


「甘えてください?」



ふわりと笑う彼の笑顔にドキンッと胸が弾みつつ

彼に自宅付近まで送って貰った。




その間。




緊張しながらも彼との会話を楽しんだ。




「え?!俺の事知らないの?!」


「え?逆に聞きますが、有名なんですか?!」


「プッ!心愛ちゃんナイスだわっ!!」


「はっ!?」




何故か、彼の事を知らない私を凄く愉快そうに爆笑した彼。


あの笑いが何だったのか未だに不明。





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