テキストサイズ

ふわふわ堕天使のスルメイカ

第11章 想い出

拓ちゃんはあの頃、よく何故か私に聞いて来てた。



「俺の顔は好きじゃないの?」


って。


その質問が凄くナルシストっぽくて好きじゃなかった私は、毎回



「顔は好きじゃないよ?」



しれっと言ってやると、満足そうにケタケタ笑ってた拓ちゃん。




…それがダメだったのかな…。




拓ちゃんの顔が嫌いとか言っちゃってたからダメだったのかな…。





だから…、私は飽きられちゃったのかな…。




もう、今となっては良く分かんないや…。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ