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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第12章 年上×年下

「べ、別にっ!?」



パッ!と光から視線を外して窓の外を眺める。




…ホントは楽しみな癖に、可愛げのない言葉。




“はんたいことば”を光に向けた私。




そんな私の反応をクスクス楽しそうに笑う光。



その笑いが何だか見透かされてるようで、恥ずかしさが一気に襲う。


だから、何だか後ろを振り向きづらくてそのまま窓の外の流れる風景を堪能。



ビルが建ち並ぶ街並みを割るように走る電車に揺られるのは、本当に学生時代ぶりで。




窓枠に頬杖ついて外を眺めながら、蘇る学生時代の想い出に少しの間浸った。




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