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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第12章 年上×年下

駅の改札抜けると、向こうでは雨が降ったせいか少し曇ってたんだけど、こっちは普通に晴れてて

少し夕日に焼けた空が綺麗に広がってて


思わずその綺麗さに立ち止まって空を見上げた。



チラッと横目で光を見ると、光も頬を緩ませながら空を見上げてて




――あ…まただ……。




胸の奥がトクンと音を立てる。




…やっぱりこの横顔どこかで……




って思ったところで、自分の記憶に全然見当がつかないんだから思うだけ無駄かもしれないけど…。




光の事…



どうしたら思い出せるんだろう…。





「思い出したいって強く願ってみれば?」






―――え?!








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