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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第13章 年上×年下 2

「………はっ?」



空気が張り詰める。


私も…

今、この場所を取り巻く空気に圧倒され生唾を飲み込む。




「あんたさぁ、今まで心愛の何見て来たわけ?」



「何を言いたいのか分からないけど。

少なくとも、君よりも俺は心愛と時間を過ごして来たと思うんだけどな?」


「うん。無駄な時間をね?」



「……何が言いたい?」





クスリと笑いながら言う光に、拓ちゃんの声色は低くなった。



それと比例して、周りの空気は更に鋭く…

そして冷たい。





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