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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第14章 想い出の・・・・

ベンチに座り、寒さで冷えた手を擦り合わせながらハァ~と息で温めつつ

目の前に大きく、濃く妖艶なオレンジ色に輝く満月を眺める。



…満月を見ると必ず想い出す。

雫月(しずく)の彼氏の口説き文句。



満月の夜は必ず、友人の雫月の、今の彼氏の話を思い出す私。



今日は、まさに満月。



今頃。

きっとあの2人も仲良く眺めてるんだろうなぁー…



なんて、頬を緩ませながら月を眺めてると




「首、疲れねぇ?」




クスクス笑いながら光が戻って来た。




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