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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第14章 想い出の・・・・

「光……」

「何ニタついた顔して空眺めてんの?」


キモイよ?と一言余計な毒を吐きながら



「どーぞ?」


「え?」



私の前に無造作に差し出された




「ミ…ミルクティ……?」



いつも心愛だけにココアを奢ってくれる光なのに

今日は珍しく違う物で。

しかも1度も別に好きだと言った覚えも無いミルクティーのチョイスに、思わずきょとん。



「飲めねぇの?」


何時まで経っても受け取らない私に苛ついたのか

少し不機嫌そうな光の声に焦って




「の、飲めるよ!ありがとう!」




光の手から温かいミルクティーを受け取った。





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