テキストサイズ

ふわふわ堕天使のスルメイカ

第15章 蘇る記憶と・・・・

ただ………



私の中の記憶の“ココアの君”は本当に少年で。


まだ、あどけなさが残る学生服を来た

どこか冷めた風な少年。




「光があの頃と全然変わってて全然分からなかった」



これがズバリ本当。


本気でぜんっぜん分からなかった。

声色も変わってたし

背も随分高くなってるし。

目も…こんな切れ長だったっけ?




「いい男過ぎて?」


私の顔を覗き込んでニカリと笑う光。



「うん……」


「わぁお…素直すぎてキモッ」


「キモッって…失礼な!」


「キショッ!!」



……。


殆ど良い方向に変わってるくせに何で毒舌だけは更に酷くパワーアップしたんだろ。


残念だ。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ