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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第16章 放さない・離さない

「ち、近っ……「放さないし。距離も離さない」



少しでも光を遠ざけようと、光の胸付近を両手で押してみたけどビクともしなくて。

それどころか、私の両手は光の空いてる手でガッシリと握られて


完全、行動停止。

完全、思考も停止。



停止してない部分と言えば…








ドクンドクンドクンドクンドクンドクン……







とてつもなく激しく動く





私の鼓動



そして。


揺ら揺らと揺れ動く




「しっかり俺の目、見てろって言ってんじゃん」




私の瞳、のみ。







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