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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第16章 放さない・離さない

「じゃぁ、何で何も言わないわけ?」



って首を傾げる光。



…いやいやいやいや!

“言わない”じゃなくて“言えない”んだってば!



「だから近いって…」
「だから、放さないし離さないって言ってんじゃん。」



ふふっと笑いながら言ってる間も軽く光の吐息が掛かる。



「は、放し…「俺、ボランティアしない主義なんだよね」





……え?


ボ、ボランティア?




「な、何の話…?」



何で突然ボランティアの話になったわけ??



思わずきょとんとしてしまう私。

そんな私の目を真っ直ぐ見つめたまま、光はゆっくり言葉を向ける。





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