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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第16章 放さない・離さない

「俺は十分心愛に気持ち、伝えたから。

きっと心愛にも俺の気持ちは伝わったと思う。」



だろ?て首を傾げる光に、コクンと小さく戸惑いながら頷く私。

光は私の肩に乗せてた右手を私の頭に乗せて軽くポンと叩いて。




「だから、ちゃんとあいつとも話をしてきな?」


「え……?」



光は軽くふっと笑ったと思ったら



「わわっ…‼」



私の身体を一気にクルッと反対側を向けさせて、

さっきまで目の前に居た光は私の背後に居て。


さっきまで背後にあった公園の風景には






「……拓ちゃん…」




本日2度目。


拓ちゃんの姿があった。





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