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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第17章 触れた想い

思わず自分自身に指差してきょとん。



俺が、何なんだろう。



なんて考えてる間にも、彼女達の声はどんどん近付いて来て




―――咄嗟的反応。




もっと他に隠れる場所があったんだろうけど、思い浮かばず隠れた先は、掃除道具ロッカー。


数本の箒と共にロッカーの中で佇みながら彼女達の会話を盗み聴きする準備万端。



…俺、何やってんだろ。



自分に呆れながらも彼女達の声に耳を澄ませてると




「拓は顔がいいから付き合っただけだし。
処女捨てるまでの間って感じで決めてたしねー?」






はっ…?






耳を疑うような言葉が耳に飛び込んで来た。





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