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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第18章 触れた想い 2

そんな彼女に


「ごめんね?何か付き合わせちゃって…」


強引に連れて来た事を謝罪。

それに対して何故か彼女も



「すみません…」


「え?」


「私こそ、一生で乗る機会なんか無いと思ってたあの車の助手席に乗せて頂いて…何かすみません」


苦笑しながら、すみませんを連呼。


2人して苦笑してるのが何だかおかしくて

2人して謝罪しながらぺこぺこ頭を下げてるのがすんごく何だかおかしくて



「「ブッ!!」」



2人同時に吹き出した。



この時、何故か思ったんだ。


俺の前で初めて笑った彼女を見て




笑ってくれた事が嬉しい。




―――なんて事を。




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